みんなの応援

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千穐こけら

「暑ちい……」
「夏だからね」
「日中の暑さはわかるんだよ! 夏だからな! そうじゃなくてさ……夕方、電車を待っている時の、あのホームの灼熱地獄! あれをどうにか解消できないもんかって」
「地下鉄だったらよかったね」
「すごいぞ…朝はともかく夕方の、電車待つ列に並んだ瞬間に吹きだす汗の量ときたら! だからみんな扇子であおいでるんだけどその風が汗臭くてぬるいわけ。ああ気が遠くなる……早く寒くなんねーかな」
「寒くなったらなったで、早くあったかくなんねーかな、って言うくせに」
「俺はみんなの気持ちを代弁してるんだよ! かき氷食いてえ!」
「頭キーンってなった瞬間、あったかいのが食べたいっていうんだよ君は」
「『つねに自分に正直に生きていたい』……BYようすけ」
「こどもか!」

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