みんなの応援

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千穐こけら

「こけらの嘘つき。全然いちゃラブしてないじゃないか」
「のっけからブルーになってんなよ。俺なんか出番、回想だけだぞ」
「期待してたのに」
「き、気の毒だけどよ。てかまだ先だろ? こっからだろうがよ。ほら飴ちゃんやるから」
「飴ちゃんなんかで……あ、いちご味がいい」
「どんどん食え。キャラメル味もあるぞ」
「キャラメル味って、キャラメルじゃマズいのかな?」
「ともかくようやく学園ものらしくなったんだ。あとは俺が学園の番長を倒したり、学園のマドンナを倒したり、学園のオーナーを倒したりする話になるんだろ」
「『幽明の少年』はそんな荒唐無稽な不良話ではありません」
「一番の強敵は学園のマドンナだよな」
「ひ、否定はしないし間違ってはいないけど。逃避してないで戻ってきてよ佐籐くん。次は出番が……あ」
「俺は学園のヒーローになるんだー!」
「ああ泣かないで。飴ちゃん、あげるからさ」

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