みんなの応援

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千穐こけら

「季節、逆行していると思うんだが大丈夫かこの話」
「おお、びっくりした。シモ太か」
「合福と王洞と水門がここに出るのを拒否ったとも聞いてるけど」
「終わり方がアレだからな。王則は出てくる気まんまんだったけど、俺が断った」
「正解だと思うよ。あの暴れん坊の手綱はつらい」
「だろ? 歩が不憫でさ」
「それを言うなら佐籐もだろ。毎回誰かの尻ぬぐいしてる気がするもんな」
「シモ太ぁ、おまえ、ホントに良いやつだな! 俺、おまえのファンになりそうだよ」
「それは余裕か?」
「え?」
「僕にファンがいないことを憐れんでるのか? おまえはファンいるもんな。爆発してしまえリア充が」
「怖っ。能面で毒吐くなよ! え、なんだ後ろ手のそれ、こけらの台本か!? 善良なシモ太になんてこと言わせんだバカ作者!」
「いい気になるなよ! ……ってあとで飯食いに行こうな、佐籐(小声)」
「シモ太~! 俺、お前についてく~!」

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