みんなの応援

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千穐こけら

「み、水門さん……」
「泣くなよ歩。しかし思い出すな。これ書いてた日々を」
「なかなか進まなかったんだよね」
「仕事がそんなに忙しくない時でよかったよ。四六時中、このシーンばっかりを考えていたからな」
「ここからいよいよクライマックスまでのカウントダウンが始まるね」
「そう、主要人物がひとり、またひとりと斃れていく。そして誰も」
「いなくならないから! 違う話だからそれ!」
「最後まで生き残れるか、シモ太!」
「そっち? 一般人代表だもんね。頑張れシモ太くん!」
「てかその前に俺復活が先だろう!? 出番いつだよ!」
「僕もだよ! 今気づいたけど僕らがどっちも出てない回だよこれ(悲鳴)」
「ほんとだ。俺、早く戻んなくちゃ」
「……僕はいつ戻れるんだろう」
「言いにくいけどさ。おまえは、たぶん……もう」
「ええええー!?」
「ホントかウソか、それは最後まで読んで確かめてくれよな!」

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