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沢村治太郎

お読みいただき、ありがとうございます。
 
グラタンは良い。
香ばしい焦げ目と油の浮かんだチーズのグラデーションが実に食欲をそそる。
優しく撫でれば、フォークがカリカリに焼けたチーズの上で微かな金属音をたてる。
力を込めれば、ゾリゾリと。そのまま押し込めば、じゅわりと沈んで、中から熱々の湯気が噴き出し、ホワイトソースの濃厚な匂いが立ちこめる。
すくい上げると、チーズが糸を引いてこれでもかと絡みつき、ジューシーな食感を予想させる。
具は何だって良い。マカロニでも、チキンでも、ベーコンでも、牡蠣でも、カボチャでも、ナスでも。きっと美味しい。
息をひいふうみいと吹きかけて、まだ少し熱を帯びていることを唇で点検しながらも、ひと思いに口の中へ頬張って――。
……と、よだれが出てきたところで予告。
 
 
次回、謎のカレジョX、第八話『謎の人物』
よだれが、私と読者さんの――“絆”。

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