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理沙黒

叶わないのは知っていた。本当は君と血の繋がりがあるのは知っていた。分かっていた。君の言う通り、僕達は双子なんだ。分かっていたよ。でも、でもね。それを認めるということは、僕が過ごしたあの最悪な十四年間を棒に振ったことも認めなくちゃならないんだ。それが僕には耐えられそうにない。君ともっと早くに会いたかった。もっと早くに会っていれば未来は変わったはずだ。
だからせめて――、君が戦場に行かないで済むように僕がこの家を継ごう。
軍人のこの家を継ぐ。それはつまり遅かれ早かれ後継者は戦地に行くということだからさ。
※文化祭のフリーペーパーとして書いた小説です。私は別のサイトで小説を書いているものなのですが、その小説の一部分を切り取って書いてみました。またそちらのサイトでも同じのを載せるつもりですが、コミコの方を先に投稿させて頂きます。叶わぬ双子のお話。

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