BEST AUTOMATIC(オートマティック)

泉鳴巳

♡ 4

第1話から読む

――誰かの呼ぶ声で、私は目覚めた。
ゆっくり瞼を上げると、泣き笑いのような表情をした白衣の男が、覗きこむように私の様子を伺っていた。
周囲を伺っても、病室のような白い部屋に見覚えはない。
見知らぬ男に、見知らぬ場所。そして私は更に重大なことに思い当たる。
――そもそも、私はいったい誰なのだろうか?