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 猫が外で遊んでいるときに、砂利の所でゴロゴロと転がっているのをよく見る。
 横で見ていると、白い毛皮が見る見る灰色に染まっていく。
 止めたい――でも猫だから……。
 多分、なんとも言えない目で見ていたと思う。
 帰ってくるたびにやつらの体は黒くなっていく。
 しかも風呂に入れようとすると断末魔のような声を上げて抵抗するので、中々風呂にも入れられない。風呂場は好きなはずなのに風呂は嫌いらしい。
 そんなことを思いながら、外を見ると猫が土に向かってゴロゴロとローリングしていた。
 猫にはこの世の儚さが詰まっているのかもしれない。

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