BEST きっと、天使なのだと思う

有馬晴希

♡ 2

第1話から読む

ある夏の暑い日。雪道(ゆきみち)が汗を掻きながら道を歩いていると、突然、高級車が横に停まった。風鈴のような透き通るクラクションが鳴ったが、まさか自分を呼んでいるとは思わず、雪道は聞き流して歩を進めようとする。だが、次の瞬間。後部座席の窓が開いて中に乗っている少女と目が合い―ー不思議な物語が始まる。