BEST 愛しのキャットボーイ

景佳

♡ 382

第1話から読む

運が悪い一日だった。終電で寝過ごし、財布もなければ携帯も充電がない。
駅前のベンチで途方に暮れていると、一人の男が現れた。男は一万円を取り出すと、笑顔で言う。
「これで、お姉さんを一晩買いたいんだ」
野良猫のように毎日違う寝床で過ごすユキと、眈々と毎日を過ごす会社員の佳乃。そんな二人の不思議なお話。