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ぱりにゃん

~次回予告~
 
「ねえ、あんたの好きな人って誰なのよ?」
 
そう聞いてきたのは、幼稚園時代からの幼馴染。
 
これで十回目だ。余程こいつの友達を振ったことが頭に来ているらしい。
 
「もうしつこいなあ。だったら言えばいいんだろ。お前だよお前。俺はお前が好きなの!」
 
途端に顔を赤くしてそっぽを向く。「嘘だ」、そんな風にお前は呟いた。
 
「ああ。嘘だよ?」
 
「こ、この最低男!」
 
嘘。ってのが嘘。この嘘は、はちきれそうなこの心臓を少しでも落ち着かせるため。
 
「でも、俺の好きな子はお前が知らない奴だから」
 
今度は少しだけ寂しそうに俯いて、怒ったように頬を膨らませるお前。
 
この嘘は、お前が嫉妬した時にしか見せない可愛い顔を独占するため。
 
――その顔が好きだから、当分はお前に本当の事がいえそうにない。
 
「嘘。お前のことが、大好きだ」

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