BEST キミの色と、ボクの色

鮮波永遠

♡ 8

第1話から読む

「貴方には、世界はいったいどう見えているの――?」
彼女の言葉は、ボクの胸を締め付ける。それは何気ない問いかけなのだろうけれども、ボクは自身の力不足を感じるんだ。
ボクの言葉では、キミにこの空の色さえ伝えられない。草花の色も、そして――。
この物語は、色を失くした少女と少年の物語――。