この作品が気に入ったら「応援!」

応援ありがとう!

3,084

Ten

■今日の作者
打ち合わせ帰りに吉祥寺を歩いていると、
試供品を配るアルバイトのサンタさんに
小さな女の子がリボンのついた飴を、
渡している光景が目に入った。
 
「えっ、俺に?」
「サンタさんって、プレゼントあげるばっかりだから!」
女の子はニコッと微笑むと、サンタの手を握り締めた。
 
「私ね、去年もらったオモチャ大事にしてるよ」
女の子は手を振って、近くで待っていたお母さんの所へと駆けて行った。
すると、サンタの目から涙が零れ落ちた。
 
「どうしたんだよ、平気?」
隣で試供品を配っていたトナカイが、サンタに声をかける。
「すみません……最近色々あったから、
ちょっと幸せな気持ちになっちゃって」
バイトの青年は笑って泣いた。
 
寒い風が吹く帰り道は寂しく感じるけれど、
今日この日はとても暖かく、優しかった。
 
読者の皆様に、素敵なクリスマスが
訪れることを願っております(>ω<)ノ

この作品が気に入ったら読者になろう!

関連お知らせ