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つばこ

『女王と魔女②』
 
ナラタイアの魔女は女王に『予知』を語りました。それは世界の終わり。1人の『魔王』によって滅ぶ世界。女王は青ざめました。
 
「とても信じられません。それほどの人物が本当に召喚されるのですか?」
「間違いないね。召喚を阻止できないか苦心したが、愚かな帝国を止めることはできなかったよ」
「ならば、私は、どうすれば……?」
 
魔女は苦しげに言いました。
 
「ユリス……。私を許しておくれ。本当はこのことを告げたくはない。運命に翻弄されるのは私だけで十分だと考えていた。しかし、もう私だけの力では、未来を変えることができないのさ……」
 
女王は魔女の手を握りました。魔女が何を託そうとしているのか。聡明な女王は理解していました。だからこそ、力強く言いました。
 
「偉大なる魔女様。あなただけに悲しき『運命』を背負わせません。私も未来のためにこの生命を捧げましょう」(続く)

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