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つばこ

『英雄を愛した少女①』
 
ゼニス・ローゼンスはロドル大陸の北部にある小さな村で生まれました。元々、彼は何の才能も持たない身体の弱い青年だったのです。
 
転機を迎えたのは17歳の時でした。大陸を支配していた魔王ベヒーモスに囚えられ、魔族の『奴隷』にさせられたのです。彼に与えられたのは闇魔法の『実験動物』という役割。それはゼニスにとって地獄と呼ぶしかない悲惨な日々でした。
 
しかし、ひとつの魔法との出会いが彼の人生を変えます。当時は実験でしか成功しなかった名もなき闇魔法。後に『闇の塊』と呼ばれる禁呪でした。
 
ゼニスは『闇の塊』と融合し『吸収』の能力に目覚めました。その威力は絶大。激しい戦いの末にベヒーモスを討った時、彼は自らの宿命を悟りました。
 
「僕はこの能力で魔族を滅ぼし、世界に平和をもたらすんだ」
 
こうしてゼニスは世界中の魔族を滅ぼすために旅立ったのです。(続く)

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