月がきれいなんて、いつものことだ。

ヒロは、友達が多い。親友はもちろんのこと、クラスメイトや昔の同級生、あまつや自分を見て騒いでいる女の子さえも、彼にとっては友人で大切なのだ。そんな彼が出会ったのは、自分が大事とみなした人間以外はクソ食らえと思ってる少女、イチカ。
二人と二人を取り巻く人物が、がそれぞれ自分の「特別」を探している。