創作裏話17
人間が生活するには、飲料水の確保が必須。
河川の水を利用したほか、井戸掘りもよく行われていました。
専門の職人さんがいたそうです。
人力で深い穴(120メートルという例もあり)を掘り、
土が崩れないように石積みをして補強していました。
手間暇がかかるので、費用も相応にお高い。
出資者は王侯貴族や豪商、何人かで分担したり、都市の公費の場合も。
掘ったはいいが水は出ずーーという悲劇も起こった模様。
そんな場合、山城などでは雨水を溜める水槽を造って貯水していました。
井戸がたくさんあるーーというのは、それだけ裕福な地域だという証ですね。
というわけで、作中のグラナード王国はけっこうリッチ。